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増上寺刃傷 松本清張

推理小説の大家、松本清張が書いた歴史小説の短編集です。
司馬遼太郎や吉川英治を読みなれている方は、ドキッとするような文章の構成に驚くのではないかと思います。
この短編集は、歴史の中に埋もれてしまうような出来事を題材に、欲、妬み、猜疑心、嫉妬心が人にもたらす末路を描いています。
是非読んでみてください。

増上寺刃傷
カバー装画 倉橋三郎


<収録>
・願望
・奉公人組
・増上寺刃傷
・乱気
・雀一羽
・疑惑
・西蓮寺の参詣人
・贋札つくり
・明治金沢事件


<あらすじ>
将軍家光から重恩を受けながら殉死せず僧形となった祖父と、遊里で横死した兄。「傲慢な男」と不評を買い、それ故に己の死を招いた永井尚長の心にも、この二つの屈辱感が影をさしていたのだった。武家社会の法の中で、自らの生を見誤った者たちを鋭く描く著者会心の歴史傑作短編集。表題作ほか九編収録。(講談社文庫 裏表紙から)


<作家紹介>
明治42(1909)年、福岡県小倉市(現・北九州市)に生れる。昭和28年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。31年、それまで勤めていた朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。38年「日本の黒い霧」などの業績によりジャーナリスト会議賞受賞。45年菊池寛賞受賞。「点と線」「日本の黒い霧」「現代官僚論」「昭和史発掘」「古代史疑」など多方面にわたる多くの著作があり、「松本清張全集」(Ⅰ期38巻、Ⅱ期18巻、文藝春秋)が刊行されている。(文春文庫 カバーそでから)




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服部半蔵(三)<石の章> -戸部新十郎―

著者の筆が乗ってきたという風に感じられる。舞台は京、越後、甲斐と目まぐるしく変わっていく。信長の台頭によって、いよいよ群雄割拠が高まり、それとともに室町幕府を中心に権謀術数が展開されていく面白い時代を描いています。
この巻では、戦国武将たちに好まれたという、囲碁を話の道具に使うという著者の試みが面白い。
次の巻が楽しみだ。

服部半蔵(三)
カバー装画 村上 豊


<あらすじ>
川中島で竜虎相打つ信玄と、謙信はじめ、諸将郡立しれ天下をめざす。
伊賀を出国した半蔵は、みほを抱き、勾当段蔵やスッパらを相手に東西を転戦するが、世はまさに一局の碁。盤上に烏鷺が躍り、混沌の渦に。(光文社時代小説文庫 裏表紙から)







服部半蔵(二) <草の章> ― 戸部新十郎

織田信長、足利義輝、猿飛佐助などが登場し、ストーリーの舞台が拡がり、戦国時代末期へと急送に進んでいく。
服部半蔵も時代の流れに抗うこともなく、徐々に力をつけていくが、生まれ持った個人の技量が一過性のものではないかと疑い悩むが、周りの者たちは、そのようなことに頓着していない。
能楽師世阿弥の遺した「花伝書」の教えを、忍びの教えになぞらえる手法は見事です。

一巻では物足りなさを感じた、半蔵の人としての気持ちの動きがみられるとともに、歴史上の人物と絡んだ活劇の様相が楽しい。
難しい単語を使ったり、敢えて日常とは違う読み方をさせる面倒くささを感じるが、話の展開は肩の凝るものではない。


服部半蔵(二)
カバー装画 村上 豊


<あらすじ>
桶狭間の一戦を機に、天下は新しい覇権争いのるつぼと化す。新興信長、秀吉、家康の陰で、「草」となって東奔西走する半蔵。彼を慕う美少女みほ。二人の上にふたたび魔の手が迫る! 佳境に入る長編歴史ロマン。(光文社時代小説文庫 裏表紙から)

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松本清張(まつもと せいちょう)

「点と線」や「ゼロの焦点」などを書いた推理小説の大家ですが、私にとっては子母澤寛や海音寺潮五郎とならぶ歴史小説の作家です。
司馬遼太郎とは異なる松本清張の世界を本から味わって欲しいと思います。
また、その容貌から、小学生のものまねネタになっていたぐらい有名な人でもありました。


・大奥婦女記
 江戸城に画然と仕切られた男子禁制の大奥。時勢に乗って権勢を謳歌する女、逆境のわが身を嘆く女、次代の隆盛を狙って密かな策動を図る女-愛と憎しみと嫉妬と。さまざまな思いを秘めて、女のさがが渦をなす大奥には、異常な確執が激しく火花を散らす。その実相を冷徹な作家の眼が捉えた時代長編。(講談社文庫 裏表紙から)

大奥婦女記
カバー装画 伊藤憲治

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・増上寺刃傷
 将軍家光から重恩を受けながら殉死せず僧形となった祖父と、遊里で横死した兄。「傲慢な男」と不評を買い、それ故に己の死を招いた永井尚長の心にも、この二つの屈辱感が影をさしていたのだった。武家社会の法の中で、自らの生を見誤った者たちを鋭く描く著者会心の歴史傑作短編集。表題作ほか九編収録。(講談社文庫 裏表紙から)

<収録>
・願望
・奉公人組
・増上寺刃傷
・乱気
・雀一羽
・疑惑
・西蓮寺の参詣人
・贋札つくり
・明治金沢事件

増上寺刃傷
カバー装画 倉橋三郎

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・異変街道(上)
 幕府直轄の要衝、甲府勤番に役替えされたばかりの鈴木栄吾が死んだ。死んだはずの栄吾にあったという向両国水茶屋の主人が何者かに殺された。栄吾は生きている・・・・。親友、銀之助は真相究明のため甲府街道を西へ馳る。そのあとを女が、そして岡っ引きが、謎の影が追いかける。街道に異変がおきている・・・・。(講談社文庫 裏表紙から)

異変街道(上)
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・異変街道(下)
 隠れ里、台里の秘儀。甲府勤番支配の山根伯耆守江戸屋敷と甲斐を結ぶ面妖な青日明神祠の点と線。絵馬に記された謎の符諜―。甲斐武田氏の隠された金脈をめぐる欲望が、人々を陰謀と殺戮へとみちびいていたのか。栄吾の死をうたがう銀之助の目前で手がかりの糸はもつれ切断されて迷宮の深底へ引きずり込む。(講談社文庫 裏表紙から)

異変街道(下)
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・軍師の境遇
 「おれが死んだら、あとはだれが天下を取るか遠慮なくいってみよ」―侍臣たちの返事に首を振った秀吉が頭に思い浮かべるのは、片足が不自由で、風采の上がらぬ軍師官兵衛の姿だった。黒田官兵衛孝高、元播州御着の城主小寺政職の家老で、秀吉の中国攻め以来、参謀として縦横の機略を振るい、その天下取りに絶大の功をたてたが・・・・。余りに卓越した才ゆえに不運の境遇を味わう軍師の、皮肉な運命を描く表題作(原題「黒田如水」)のほか二編を収める。(角川文庫 カバーそでから)

<収録>
・軍師の境遇
・逃亡者
・板元画譜

軍師の境遇
カバー装画 菊地信義

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・乱灯 江戸影絵(上)
 「越前、ちと探しものをしてくれぬか」―南町奉行大岡忠相が将軍吉宗に命じられたのは、辰口評定所の目安箱に投じられた上書の差出人岩瀬又兵衛の身元の探索だった。
配下香月弥作らの捜査は、前年同じ目安箱への投書で褒美を受け、のち居所を隠した山下幸内の追求にあわせて進められたが、幸内に係る針医了玄の失踪、百姓茂平の変死と事件は相ついだ。
芝の安寿庵尼僧が殺されたのも、間も無くだった。その前身は吉宗長子で狂疾の家重の生母付き女中で越前の生まれ、そして吉宗もまた、密命を与えた庭番青木文十郎wpその地に赴かせていた。すべての謎が、越前に絞られて行くようだった。・・・・(角川文庫 カバーそでから)

乱灯江戸影絵(上)
カバー装画 菊池信義

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・乱灯 江戸影絵(中)
 (尼殺しの犯人は別にいる)―
伝馬町の牢に捕らえられた浮浪人幸太の自白に疑いを抱いた香月弥作は、ひそかに越前の許可を得、幸太を牢外に放したが、彼をかくまったのは、何んと常盤橋御門内に屋敷を持つ越前鯖江藩だった。その国家老佐野外記。彼は、旗本大久保伊勢守が、ある秘密の隠ぺいのため尼を殺害、その罪を幸太に着せようと図ったことを察知していた。
大久保家の秘密とは何にか? 絵師宝仙を名乗る庭番文十郎が、以前大久保家が陣屋手代を務めた越前丹生の山村でその恐るべき真相を知った時、彼の身には不気味な刺客の影が迫っていた。・・・・
将軍長子の家重出生の謎を渦の中心に、事件は意外な拡がりを見せ始めた。(角川文庫 カバーそでから)

乱灯江戸影絵(中)
カバー装画 菊池信義


・乱灯江戸影絵(下)
 絵師宝仙の行方を探して江戸に現れた鯖江の旅籠女中里の死体が、ある朝、大久保伊勢守の門前に発見された。鯖江藩佐野外記の手の者が殺め、その場に放置したものだった。
外記は伊勢守の知らぬ宝仙の正体を自分が女から聞き知ったことをほのめかしていた。秘密の探知を武器に伊勢守を威嚇、自藩の国替えを老中主座安藤対馬守に取りつがせようとする外記の試みは執拗だったが、その隣藩福井藩にもまた、鯖江藩の越前追放、家重の後見対馬守追い落としの思惑があり、藩家老の次男本多織部らの行動もどうやら、それに係わるものらしい。事件は江戸城内外をゆさぶった。大の虫を助けるために小の虫を殺そうとする名奉行大岡越前の秘策とは何か?(角川文庫 カバーそでから)

乱灯江戸影絵(下)
カバー装画 菊池信義

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・鬼火の町
 朝霧にかすむ大川に無人の釣舟が浮かんでいた。やがて二人の男の水死体が流れ着く。現場の川底にあった豪華な女物煙管は謎を解く鍵か? 反骨の岡っ引き藤兵衛にのしかかる圧力の正体は? 藤兵衛を助ける颯爽の旗本釜木進一郎、足をひっぱる悪同心、不気味な寺僧や大奥の女たちを配して江戸を舞台にくりひろげる長篇時代推理!(文春文庫 裏表紙から)

鬼火の町
カバー装画 粟谷 充

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・乱雲
 「信玄軍記」と「乱雲」は同じ素材にもとづきながら別の展開をしめしているが、しかしこの二作をあわせ読めば、信玄をめぐる戦国期の時代相を知ることができるし、同時に松本清張の人間観、歴史観をうかがえる。「乱雲」は二年後に書かれた「野盗伝奇」の世界につながり、後に江戸期を背景とする伝奇小説に発展する原型といえるが、「信玄軍記」はその後の史記物に糸をひく作品であろう。二篇の初期作品はそうした彼の文学世界のひろがりを、ここに暗示しているようだ。(中公文庫 裏表紙から)

乱雲
カバー装画 村上 豊

<収録>
・乱雲
・信玄軍記


<作家紹介>
明治42(1909)年、福岡県小倉市(現・北九州市)に生れる。昭和28年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。31年、それまで勤めていた朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。38年「日本の黒い霧」などの業績によりジャーナリスト会議賞受賞。45年菊池寛賞受賞。「点と線」「日本の黒い霧」「現代官僚論」「昭和史発掘」「古代史疑」など多方面にわたる多くの著作があり、「松本清張全集」(Ⅰ期38巻、Ⅱ期18巻、文藝春秋)が刊行されている。(文春文庫 カバーそでから)





五味康祐(ごみ こうすけ)

“ときどきテレビに出てくる髭の作家”というイメージを持っている。人気作家だったころ、私は未だ子供であり剣豪を描いた小説に興味が全くなかったのだから、このイメージを持ったのは当然かもしれない。
いちど、じっくりと読んでみたい作家のひとりです。


・十二人の剣豪
 腰抜けと蔑まれつつも主君の遺児の姫に主家再興の望みを托し、纏足まで施して何事か企む老臣の悲劇。紀州家秘蔵の短刀を己が切腹用に借りたいと望み、膝をまくって太腿で一筋二筋切味を試し、従容と死に就いた浪人の心衷。美しく散るも武士、生恥を曝すも武士。武士の一分と死生の決断に現れた慟哭と非情。(文春文庫 裏表紙から)

十二人の剣豪
カバー装画 田代素魁

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・剣法奥儀
 武芸の各流派には、それぞれ奥儀の太刀がある。いわく先意流の極意「浦波」、知心流の「雪柳」、一刀流には「青眼崩し」などなど。本書は美貌の女剣士、僧門の剣客、蝙蝠の如き忍者などが激突、華やかな太刀合せ知恵比べが展開された各流派の秘術創始にかかわる戦慄のドラマを流麗に描破した剣豪小説集である。(文春文庫 裏表紙から)

IMG_2104.jpg
カバー装画 徳永勝哉


・柳生宗矩と十兵衛
 徳川将軍家の師範役をつとめた柳生宗矩、また無敵をうたわれたその嫡子十兵衛。彼らはいかほどに強かったのか、衆に秀れていたのか―他流の剣客達人たちとのさまざまな出会い、剣技のさえをきびしくあざやかに描出する。本書は剣豪小説の旗手であり名手であった著者の生涯掉尾をかざる名作である。(文春文庫 裏表紙から)

柳生宗矩と十兵衛
カバー装画 斉藤 隆


・真田残党奔る
 豊臣家滅亡後、徳川の世は安泰かと見えたが、猿飛佐助、三好清海、くの一霧隠才蔵ら真田十勇士の残党が突如現れ「太陽の使者」と名乗り蠢動し始めた。一方、幕閣の要人本多正純は宇都宮城に釣天井を仕かけ、将軍暗殺を企む。柳生宗矩、紀伊頼宣、伊達政宗らがそれぞれの思惑を秘めて織りなす謀略と非情の剣戟。(文春文庫 裏表紙から)

真田残党奔る
カバー写真 秋山廣行


・掏摸名人地蔵の助
 地蔵の助と呼ばれる、江戸一の掏摸がいた。仲間さえ驚かす入神の早業を身につけながら、常に穏やかな笑みを絶やさないので付いた異名だった。その助が、命の恩人と思う掏摸名人・捨の孫娘の危難を救うのに、四十両が入要になった。十両盗めば打ち首になるのだから、捕えられれば死罪は免れない。思いあまった助は、何と町奉行与力・東條八大夫に会って、命を賭けて願い出たのだが・・・・。異色の時代小説集。(文春文庫 裏表紙から)

掏摸名人地蔵の助
カバー装画 中沢 潮


・如月剣士(上)
 紀伊藩主・吉宗が八代将軍職を継いだ。だが、六代将軍・家宣が尾張家のために遺したという御墨附を手に入れ吉宗の失政を画策する尾張藩の強硬派津田兵部の宿怨は深い。大岡越前守は怪盗五ツ目小僧を密偵に尾張藩の野望を阻止せんと秘策を練る。また、播州三日月城主・森安芸守は吉宗方の密命を帯びて江戸へ。一方、江戸下谷に道場を構える元紀州藩士・立花隼人正は尾張藩邸に乗込むが・・・・名作時代小説。(徳間文庫 裏表紙から)

如月剣士(上)
カバー装画 中沢 潮


・剣には花を(上)
 なぜか、微醺をおびて巷を徘徊する染は、故あって切腹した旗本・牧下頼母のお内儀。その侠気さと美しさで評判の女だ。北辰一刀流・千葉周作の門下で剣一筋、修行の日々をすごす山岡鉄太郎は、染をめぐる奇妙な事件に巻き込まれ、刀を振るう羽目になった。謎の砂文字の女、そして浮世絵師がいり乱れ・・・・。豪放にして赤心の人、剣聖・山岡鉄舟の若き日々を描く長篇時代小説。(徳間文庫 裏表紙から)

剣には花を(上)
カバー装画 中沢 潮


・剣には花を(下)
 妖しき美女を描いた絢爛たる浮世絵と引き換えに、外国から新兵器を買い求めんとする幕府側と、神道無念流・斎藤弥九郎門の塾頭・桂小五郎ら勤皇派との闇の戦いはますます熾烈をきわめていった。謎の名剣士・秦勝三郎、さらには槍術日本一と称される高橋泥舟も加わって、山岡鉄舟と染の周辺は、にわかにあわただしくなって・・・・。幕末の江戸を舞台に繰り広げられる傑作時代長篇。(徳間文庫 裏表紙から)

剣には花を(下)
カバー装画 中沢 潮


・風流使者(上)
 頃は天保。甲府に入った男たちがいる。戸田流宗家の老武者・藤木道満。武者修行中の島田虎之助。白面の貴公子・本多左近。なぜか道満は仙台黄門と呼ばれ、助さん、格さんという二人の壮漢を従えている。黄門一行が絹商人和泉屋に逗留中、当の和泉屋が斬り殺された。城下には白覆面の剣士の仕業という噂が流れ、道満一行の姿が消えた。この騒乱に島田虎之助も巻き込まれて・・・・。長篇剣豪小説。(徳間文庫 裏表紙から)

風流使者(上)
カバー装画 中沢 潮


・剣法秘伝
 三代将軍家光の頃、江戸では新陰流、無明流が覇を競っていた。将軍家指南役、新陰流柳生但馬守宗矩は、無明流の声望高きを恐れ、無明流四天王の謀殺をはかった。三人までは仕留めたが、神月悪源太のみは残った。宗矩は更に刺客を放つが、ことごとく撃退される。ついに旅に出ていた嫡男十兵衛を呼び寄せ、無明流道場へ送り込んだ・・・・(「殺人鬼」)。剣に命を賭けた男たちの生きざまを描く秀作十篇収録。(徳間文庫 裏表紙から)

剣法秘伝
カバー装画 中沢 潮


・上意討ち
 大和高取藩百五十石取りの藩士・有沢勘兵衛は主君の非も諌めるほどの剛直の武士であったが、ために主君出羽守家政の機嫌を損じてしまい、蟄居謹慎中の身であった。やがてご赦免になり、出仕の沙汰が下ったまではよかったが、なぜか竹馬の友の和田甚右衛門も同席するという。甚右衛門は柳生宗矩も嘆称したほどの使い手。何か企みがあるのか・・・・(「上意討ち」)。表題作ほか九篇を収める傑作時代小説。(徳間文庫 裏表紙から)

上意討ち
カバー装画 中沢 潮


・黒猫侍
 八代将軍吉宗の御代。黒猫に赤穂浪士の名を付けて飼う、謎の妖術師・黒猫道人。大岡越前守は、道人が吉良方の武士を使い討幕を企てている事を知り、公卿ながら京八流の名手・中興上総介に道人を倒すよう依頼。見事、使命を果たした上総介は、やがて“黒猫侍”の異名を取り、その後も江戸に起る奇怪な事件を次々と解決してゆくが・・・・。
謎が謎を呼ぶ、五味流痛快時代巨篇。(徳間文庫 裏表紙から)

黒猫侍
カバー装画 中沢 潮


・柳生稚児帖
 尾張家兵法師範役である柳生新陰流当主兵庫厳蕃の嫡男・兵介は、町中で同僚藩士に喧嘩を売られ、一命を落とした。腰間の虎徹が、いつの間にか折れやすい贋刀にすり替えられていたためであった。
この事件の背後に、幕府の開国主義に反対する藩主・慶怨を失脚させんとする陰謀をかぎとった厳蕃は、ひそかに女忍・蘭を放つが・・・・・。幕末の暗闘を贋刀事件を軸に痛快無比に描く、剣豪小説巨篇。(徳間文庫 裏表紙から)

柳生稚児帖
カバー装画 中沢 潮


<作家紹介>
大正10(1921)年大阪市に生まれる。早稲田第二高等学院、明治大学をいずれも中退。昭和28年「喪神」にて第28回芥川賞受賞。一世を風靡した大河長篇「柳生武芸帳」を始め、「柳生連也斎」「薄桃記」等多数の時代小説と共に、「西方の音」「天の聲」を代表作とする音楽評論も世評が高い。55年4月没。「五味康祐代表作集」全十巻がある。







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