あたりまえの安全 / ニュージーランドモスク銃乱射事件
3月15日、ニュージーランドの2か所のモスクが襲撃され、銃弾によって49人もの方々が亡くなった。まったくやるせない思いだ。
印象では、ニュージーランドの治安は良く、おそらく昼下がりの礼拝所を訪れた人々は、日常の中にあったのだと思う。突然銃声が響き、人々が逃げまどい血を流して倒れていく・・・ 恐ろしい光景だ。 ご冥福をお祈りします。
銃の規制が厳しい日本にとっても、決して対岸の火事ではない。ラグビーワールドカップ2019、東京オリンピックと大きな世界大会を控えて、警備体制が強化されるのだろうが、人が集まるのは大会期間だけではなく、会場だけでもない。警備は本当に骨の折れる作業だと思う。
技術の革新も手伝って、交通事故による死傷者はピーク時から見れば激減したが、あおり運転の結果による死傷事故に加えて、新幹線内での焼身自殺や殺傷事件など思いもよらないことも起きている。
人の心が狂暴になっている。人口が増えるとともに、狂暴な人が増えているのかもしれない。格差社会が殺人事件の温床にあるという見方もあるが、素直に肯定できない。
以前にも書いたかもしれないが、倫理観を植え付けるために道徳教育を充実させることが、長い目で見て凶悪犯罪を防ぐために最も効果があると思う。
人を傷つけることが悪であり、どんな正義もこれを上回ることはないと認識するべきだ。
また、近視眼的にはアンガーマネジメントも一考すべきものではないだろうか。
【悲歌慷慨】 ひかこうがい
社会の乱れや自分の不運などを憤り嘆くこと。






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