スリランカビジネス旅行 9 /マッサージ、Ministry of Crab、クリケット・クラブ・カフェ
疲労度Max。どうしようもない状態。
ガイドさんに頼んであったマッサージ店へ行く。メインロードを一本入った、民家が立ち並ぶところに古めかしいたたずまいの家屋。一見してお店だと判らないが、塀の上にチョコンと小さな看板が見える。マッサージ店の名は、“Raehna”。ここをガイドさんの母親から教えてもらったそうで、長いこと営業しているそうです。見た目もそのとおり・・・
受付で体の状態を伝え料金を支払う、1時間で2500スリランカ・ルピー。日本でもマッサージを受けたことがないので、高いのか安いのかわからない。

個室に通され、バスタオルを腰に巻いた状態で待つこと3分。隣の家で犬が吠えている以外に音がない。やっと女性のマッサージ師が現れ、施術台の上に仰向けになれと言う。マッサージ開始。何かしらのオイルを塗り左足、右足、腰、背中と肩の順に進めていく。呻きが漏れるくらいに痛い。付け根から先端へと進めていくのが流儀らしい。途中で何のオイルかと訊くと、”Olive Oil”と答える。言葉の問題なのだろうか、なんの問いかけもなく、ひたすらマッサージが進められる。静寂は気まずいが、こちらも呻き以外の声は無し。
ひととおり終えると、うつぶせになって施術を進めていく。最後に、関節の曲がり具合を確かめると終了。
タオルを渡され、オイルを拭い去る。シャワーなどはない。気力を失うような頭痛が消え、首や肩の痛みも薄れている。『よかった』と安堵。
お礼に500スリランカ・ルピーをマッサージ師に渡す。多いのか少ないのかは分からない。
ホテルに戻りシャワーを浴びると、久しぶりの爽快感を覚える。
後で友人にマッサージ店について訊くと、Spa Ceylonが有名だが高いと言っていた。マッサージ師は、男性だそうだ。
気分が良くなれば、美味しいものを食べたくなる。2年前に泊まったレジデンスのオーナーが、Ministry of Crabを勧めてくれたくれたことを思い出したので、昼食だが行ってみることにする。
今は観光地になっているDutch Hospital の中にある。WTC (World Trading Centre) のはす向かいにあり、後日爆弾テロの被害を受けたKingsbury Colombo の近くである。


7年ほど前にWTC へ足しげく訪れた時には工事中だったが、とても綺麗に整備されて日本食レストランなども入っている。
Ministry of Crabでメニューを広げていると、スタッフが「この暑さでカニが不漁のため、予約がないとカニを提供できない」という。ほんじゃエビにします。
この店は、クリケットの名選手二人Kumar Sangakkara、Mahela Jayawardenaと日本料理レストランのオーナーとして有名なDharshan Munidasaによって作られたそうです。創業わずか5年で、コロンボに住む人の誰もが知っている店になっています。
二人でたっぷり食べて6200スリランカ・ルピー。パンも美味しく大満足。

食後にColombo City Centre へ行ってみる。ガンガラーマ寺院の近くの池の畔にあり景色のいいところだが、高級品を扱う店ばかりで自分の欲求に合わないなと思い早々に退散。
この旅行で一番残念な思いをしたのは、美術館 (National Art Gallery)。ワンフロアー1室に肖像画を中心として展示されていたが、手入れもされておらず、見るべき絵画がなかったなというのが正直な印象。現地の中学生二人が熱心にメモを取っていた。入館料無料。
つづいてクリケット用品のショップへ。バットやボールを買う気はないので、スリランカ・ナショナルチームモデルのキャップを購入。
野球帽に似ているが、少し浅いように感じる。
店主に「日本のナショナルチームはどうだ?」と尋ねられたが、栃木県の佐野市がクリケットの普及に尽力しているという他に知識もないので、答えるすべもなし。

クリケット・キャップ ←ショップへ移動
友人と待ち合わせるためにホテルへ帰投。ホテルの近くの露店で手作りのバッグを売っていたので寄ってみる。販売をしていた女性は、経営者でデザインや生地の手当てをし、各家庭の主婦たちの内職として仕事を委託しているそうです。思いがけず、良い人に巡り合えたなと思います。

ポーチバッグ ←ショップへ移動
友人の案内でクリケット・クラブ・カフェへ足を運ぶ。今夜は、クリケットのプロリーグIPL(Indian Premier League)のChennai Super Kings vs Kolkata Knight Ridersの試合中継があるため、8時過ぎになると満席になるということだが、まだ5時を回ったばかりなので少数の外国人だけが訪れていた。
店内は、クリケット発祥の地イングランドをはじめとした各国の名選手たちのサイン入りのバット、ユニフォーム、ヘルメットなどが店内の壁一面に飾られていて、ファンにとっては垂涎の場所だろう。
ミックスナッツとフライドフィッシュを肴に、ノンアルコール飲料のジンジャービアを飲んでクリケットファンの気になった晩でした。










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