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続娘の学校 ― なだ いなだ ― ネタバレなしの読後感想


ラジオの『こども電話相談室』の回答者をつとめていた、精神科医である筆者が、フランス人の奥さんとの間に生まれた3人の思春期の娘さんたちの家庭学校の校長、という立場で書いたエッセイです。
時代背景にベトナム戦争や田中角栄内閣などがありますが、話の切り口に古さを感じさせない軽妙洒脱な文章です。
娯楽性のなかにも考えるきっかけを与えてくれます。

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カバー装画 柳生弦一郎




子ネコのようだった四人の娘たちは成長し、なんかとムズカシイ齢ごろになった。パパは孤軍奮闘気味だが、さすがは、なだ校長、愛と薀蓄と気力を傾倒して名講義を続行する・・・・(中公文庫 裏表紙から)




<作家紹介>
昭和4(1929)年、東京生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。
精神科医として勤務するとともに、文筆業をつづける。
医学書や留学先のフランスにまつわる小説やエッセイを多く執筆。
平成25(2013)年没









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今、死ぬ夢を見ましたか ― 辻堂ゆめ ― ネタバレなしの読後感想


通勤の電車内で、半年後に自分自身が死ぬ状況や死後を、明確に何度も見る「明晰夢」という夢を見た男性を描いたノンフィクション小説です。
始めのうちはストーリー展開が遅いが、その分自分自身の死を予言のごとく見せられて、なんとか解明の方法がないかと苦悩し、過去の暗い人生の記憶と、現在の仕事と友人関係をたどる様子が、重々しく感じられるように描かれている。
解明の糸口が見えてからは、一気にストーリーが展開していくスピード感が心地よく感じます。
初めて読む作家さんですが、とても良い筆致だと思います。


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カバー装画 げみ




井瀬は電車の中で、駅のホームから何者かに突き落とされて、親友の五味淵と共に死ぬ夢を見た。隣に乗り合わせた女子高生・紗世は夢の内容を当て、さらに自分も同じように電車に轢かれた夢を見たことがあると告白する。電車で見た夢は必ず自分の身に起ると言う紗世の言葉通り、夢は次々と現実になり -。紗世の制止を振り切り、井瀬は自分たちの死を回避すべく奔走する!(宝島文庫 裏表紙から)








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