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続娘の学校 なだいなだ

中公文庫

ラジオの『こども電話相談室』の回答者をつとめていた、精神科医である筆者が、フランス人の奥さんとの間に生まれた3人の思春期の娘さんたちの家庭学校の校長という立場で書いたエッセイです。
時代背景にベトナム戦争や田中角栄内閣などがありますが、話の切り口に古さを感じさせない軽妙洒脱な文章です。
娯楽性のなかにも考えるきっかけを与えてくれます。

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『今、死ぬ夢を見ましたか』 辻堂ゆめ

宝島社文庫

通勤の電車内で、半年後に自分自身が死ぬ状況や死後を明確に何度も見る「明晰夢」という夢を見た男性を描いたフィクション小説です。
始めのうちはストーリー展開が遅いが、その分自分自身の死を予言のごとく見せられて、なんとか解明の方法がないかと苦悩し、過去の暗い人生の記憶と、現在の仕事と友人関係をたどる様子が、重々しく感じられるように描かれている。
解明の糸口が見えてからは、一気にストーリーが展開していくスピード感が心地よく感じます。
初めて読む作家さんですが、とても良い筆致だと思います。

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