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五味康祐(ごみ こうすけ)

“ときどきテレビに出てくる髭の作家”というイメージを持っている。人気作家だったころ、私は未だ子供であり剣豪を描いた小説に興味が全くなかったのだから、このイメージを持ったのは当然かもしれない。
いちど、じっくりと読んでみたい作家のひとりです。


・十二人の剣豪
 腰抜けと蔑まれつつも主君の遺児の姫に主家再興の望みを托し、纏足まで施して何事か企む老臣の悲劇。紀州家秘蔵の短刀を己が切腹用に借りたいと望み、膝をまくって太腿で一筋二筋切味を試し、従容と死に就いた浪人の心衷。美しく散るも武士、生恥を曝すも武士。武士の一分と死生の決断に現れた慟哭と非情。(文春文庫 裏表紙から)

十二人の剣豪

カバー装画 田代素魁

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・剣法奥儀
 武芸の各流派には、それぞれ奥儀の太刀がある。いわく先意流の極意「浦波」、知心流の「雪柳」、一刀流には「青眼崩し」などなど。本書は美貌の女剣士、僧門の剣客、蝙蝠の如き忍者などが激突、華やかな太刀合せ知恵比べが展開された各流派の秘術創始にかかわる戦慄のドラマを流麗に描破した剣豪小説集である。(文春文庫 裏表紙から)

IMG_2104.jpg
カバー装画 徳永勝哉


・柳生宗矩と十兵衛
 徳川将軍家の師範役をつとめた柳生宗矩、また無敵をうたわれたその嫡子十兵衛。彼らはいかほどに強かったのか、衆に秀れていたのか―他流の剣客達人たちとのさまざまな出会い、剣技のさえをきびしくあざやかに描出する。本書は剣豪小説の旗手であり名手であった著者の生涯掉尾をかざる名作である。(文春文庫 裏表紙から)

柳生宗矩と十兵衛
カバー装画 斉藤 隆


・真田残党奔る
 豊臣家滅亡後、徳川の世は安泰かと見えたが、猿飛佐助、三好清海、くの一霧隠才蔵ら真田十勇士の残党が突如現れ「太陽の使者」と名乗り蠢動し始めた。一方、幕閣の要人本多正純は宇都宮城に釣天井を仕かけ、将軍暗殺を企む。柳生宗矩、紀伊頼宣、伊達政宗らがそれぞれの思惑を秘めて織りなす謀略と非情の剣戟。(文春文庫 裏表紙から)

真田残党奔る
カバー写真 秋山廣行


・掏摸名人地蔵の助
 地蔵の助と呼ばれる、江戸一の掏摸がいた。仲間さえ驚かす入神の早業を身につけながら、常に穏やかな笑みを絶やさないので付いた異名だった。その助が、命の恩人と思う掏摸名人・捨の孫娘の危難を救うのに、四十両が入要になった。十両盗めば打ち首になるのだから、捕えられれば死罪は免れない。思いあまった助は、何と町奉行与力・東條八大夫に会って、命を賭けて願い出たのだが・・・・。異色の時代小説集。(文春文庫 裏表紙から)

掏摸名人地蔵の助
カバー装画 中沢 潮


・如月剣士(上)
 紀伊藩主・吉宗が八代将軍職を継いだ。だが、六代将軍・家宣が尾張家のために遺したという御墨附を手に入れ吉宗の失政を画策する尾張藩の強硬派津田兵部の宿怨は深い。大岡越前守は怪盗五ツ目小僧を密偵に尾張藩の野望を阻止せんと秘策を練る。また、播州三日月城主・森安芸守は吉宗方の密命を帯びて江戸へ。一方、江戸下谷に道場を構える元紀州藩士・立花隼人正は尾張藩邸に乗込むが・・・・名作時代小説。(徳間文庫 裏表紙から)

如月剣士(上)
カバー装画 中沢 潮


・剣には花を(上)
 なぜか、微醺をおびて巷を徘徊する染は、故あって切腹した旗本・牧下頼母のお内儀。その侠気さと美しさで評判の女だ。北辰一刀流・千葉周作の門下で剣一筋、修行の日々をすごす山岡鉄太郎は、染をめぐる奇妙な事件に巻き込まれ、刀を振るう羽目になった。謎の砂文字の女、そして浮世絵師がいり乱れ・・・・。豪放にして赤心の人、剣聖・山岡鉄舟の若き日々を描く長篇時代小説。(徳間文庫 裏表紙から)

剣には花を(上)
カバー装画 中沢 潮


・剣には花を(下)
 妖しき美女を描いた絢爛たる浮世絵と引き換えに、外国から新兵器を買い求めんとする幕府側と、神道無念流・斎藤弥九郎門の塾頭・桂小五郎ら勤皇派との闇の戦いはますます熾烈をきわめていった。謎の名剣士・秦勝三郎、さらには槍術日本一と称される高橋泥舟も加わって、山岡鉄舟と染の周辺は、にわかにあわただしくなって・・・・。幕末の江戸を舞台に繰り広げられる傑作時代長篇。(徳間文庫 裏表紙から)

剣には花を(下)
カバー装画 中沢 潮


・風流使者(上)
 頃は天保。甲府に入った男たちがいる。戸田流宗家の老武者・藤木道満。武者修行中の島田虎之助。白面の貴公子・本多左近。なぜか道満は仙台黄門と呼ばれ、助さん、格さんという二人の壮漢を従えている。黄門一行が絹商人和泉屋に逗留中、当の和泉屋が斬り殺された。城下には白覆面の剣士の仕業という噂が流れ、道満一行の姿が消えた。この騒乱に島田虎之助も巻き込まれて・・・・。長篇剣豪小説。(徳間文庫 裏表紙から)

風流使者(上)
カバー装画 中沢 潮


・剣法秘伝
 三代将軍家光の頃、江戸では新陰流、無明流が覇を競っていた。将軍家指南役、新陰流柳生但馬守宗矩は、無明流の声望高きを恐れ、無明流四天王の謀殺をはかった。三人までは仕留めたが、神月悪源太のみは残った。宗矩は更に刺客を放つが、ことごとく撃退される。ついに旅に出ていた嫡男十兵衛を呼び寄せ、無明流道場へ送り込んだ・・・・(「殺人鬼」)。剣に命を賭けた男たちの生きざまを描く秀作十篇収録。(徳間文庫 裏表紙から)

剣法秘伝
カバー装画 中沢 潮


・上意討ち
 大和高取藩百五十石取りの藩士・有沢勘兵衛は主君の非も諌めるほどの剛直の武士であったが、ために主君出羽守家政の機嫌を損じてしまい、蟄居謹慎中の身であった。やがてご赦免になり、出仕の沙汰が下ったまではよかったが、なぜか竹馬の友の和田甚右衛門も同席するという。甚右衛門は柳生宗矩も嘆称したほどの使い手。何か企みがあるのか・・・・(「上意討ち」)。表題作ほか九篇を収める傑作時代小説。(徳間文庫 裏表紙から)

上意討ち
カバー装画 中沢 潮


・黒猫侍
 八代将軍吉宗の御代。黒猫に赤穂浪士の名を付けて飼う、謎の妖術師・黒猫道人。大岡越前守は、道人が吉良方の武士を使い討幕を企てている事を知り、公卿ながら京八流の名手・中興上総介に道人を倒すよう依頼。見事、使命を果たした上総介は、やがて“黒猫侍”の異名を取り、その後も江戸に起る奇怪な事件を次々と解決してゆくが・・・・。
謎が謎を呼ぶ、五味流痛快時代巨篇。(徳間文庫 裏表紙から)

黒猫侍
カバー装画 中沢 潮


・柳生稚児帖
 尾張家兵法師範役である柳生新陰流当主兵庫厳蕃の嫡男・兵介は、町中で同僚藩士に喧嘩を売られ、一命を落とした。腰間の虎徹が、いつの間にか折れやすい贋刀にすり替えられていたためであった。
この事件の背後に、幕府の開国主義に反対する藩主・慶怨を失脚させんとする陰謀をかぎとった厳蕃は、ひそかに女忍・蘭を放つが・・・・・。幕末の暗闘を贋刀事件を軸に痛快無比に描く、剣豪小説巨篇。(徳間文庫 裏表紙から)

柳生稚児帖
カバー装画 中沢 潮


<作家紹介>
大正10(1921)年大阪市に生まれる。早稲田第二高等学院、明治大学をいずれも中退。昭和28年「喪神」にて第28回芥川賞受賞。一世を風靡した大河長篇「柳生武芸帳」を始め、「柳生連也斎」「薄桃記」等多数の時代小説と共に、「西方の音」「天の聲」を代表作とする音楽評論も世評が高い。55年4月没。「五味康祐代表作集」全十巻がある。











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