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池波正太郎(いけなみ しょうたろう)


多くの時代劇の原作者となった、稀代の時代小説家です。
「必殺仕事人」、「鬼平犯科帳」、「剣客商売」がおなじみですが、主人公や登場人物に愛着がわくような人物設定が見事です。ですから、ともすればワンパターンになりかねない殺し、捕り物、剣劇のテレビドラマになっても、飽きがこないのではないかと思います。
歴史小説家としては、真田家を様々な角度から描いています。作者が、真田家について深く研究をした結果であることは、容易に想像がつきます。




〈作者紹介〉
1923(大正12)年、東京に生まれる。1955年東京都職員を退職し、作家生活に入る。新国劇の舞台で多くの戯曲を発表し、60年第43回直木賞を「錯乱」によって受賞。77年第11回吉川英治文学賞を「鬼平犯科帳」その他により受賞する。作品に「剣客商売」「その男」「真田太平記」“必殺仕掛人”シリーズ等多数。(講談社文庫から)





・戦国幻想曲

 渡辺勘兵衛 ― 槍をとっては一騎当千。天正10年、織田信長の甲州攻略に、近江の小城主阿閉淡路守家来として加わって20歳の初陣、抜群の武功をたてたが、その賞に対象織田信忠から拝領の名刀を自分にねだる、吝嗇くさい主人淡路守に、つくづく愛想がつき果てた・・・・。
戦国の世に「槍の勘兵衛」として知られながら、変転の生涯を送る一武将の夢と挫折を描く力作。(角川文庫 カバーそでから)

戦国幻想曲

カバー装画 玉井ヒロテル

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・英雄にっぽん

 まるで、
「金剛力士像を見るような・・・・」
すばらしい肉体であった。
眼も鼻も、口も、腕も、足も大きい。美しくととのっていて、大きい。そして、その大きさにふさわしい〔武勇〕を、彼は、天性そなえていた。
戦国の快男児山中鹿之助幸盛。
16才の折、出雲の主家尼子氏と伯耆の行松氏との合戦に加わり、敵の猛将菊池音八を討ちとって勇名は諸国にとどろいたが、虎視眈々と山陰攻略機を窺う山陽の雄毛利元就、 ― 尼子家の存亡をかけた宿命の対決は、刻刻と迫っていた・・・・
悲運の武将鹿之助の波瀾の生涯と、その男性的人間像を描く、戦国ドラマ。(角川文庫 カバーそでから)

英雄にっぽん

カバー装画 玉井ヒロテル

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・編笠十兵衛

 浅野内匠頭は吉良上野介への刃傷におよび即日切腹となる。“武士の喧嘩両成敗”という幕府の定法にもかかわらず、将軍綱吉の処置は片手落ちだと世の反感をかう。柳生新陰流を受け継ぎ、将軍家から〔御意簡牘〕と呼ばれる秘密の鑑札を与えられている月森十兵衛は、赤穂浪士が吉良邸に討ち入りする日まで浅野方に味方して活躍をつづける。公儀の歪みを正す熱血漢を描く忠臣蔵外伝。(新潮文庫 裏表紙から)

網笠十兵衛

カバー装画 辰巳四郎

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・まぼろしの城

 関東管領が越後に〔亡命〕して、世は下克上。要衝沼田城は越後の上杉と甲斐の武田の争奪の的となる。強大な大名の圧力を受ける沼田城の命運は・・・・。
時代の大きなうねりは各地の小さな城を呑みこんでいく。城を盗り覇権を争う武将たちの野望を背景に、沼田万鬼斎とその一族の凄絶な滅亡を描いた戦国雄篇。(講談社文庫 裏表紙から)

まぼろしの城

カバー装画 川田幹

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・あほうがらす

 人間という生きものの不思議さ、運命のおそろしさ・・・・“ポン引き”の生き方を活写した軽妙洒脱でユーモラスな表題作、忠臣蔵の悲劇の主人公浅野内匠頭の、説明のつけようもない二面性を照射した「火消しの殿」、芝居や映画のヒーローとしてではなく、一人の武士として己の立場を貫いた男を描く「荒木又右衛門」など、著者の多岐多彩な小説世界の粋を精選した11編を収める。(新潮文庫 裏表紙から)

あほうがらす

カバー装画 池波正太郎

<収録>
火消しの殿
運の矢
鳥居強右衛門
荒木又右衛門
つるつる
あほうがらす
元禄色子
男色武士道
夢の茶屋

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・あばれ狼

 野州・真岡の小栗一家と竹原一家の大喧嘩にやとわれて人を殺めてしまった渡世人たち ― その不幸な生い立ちゆえに敵・味方をこえて結ばれる男の友情を描く連作「さいころ蟲」「あばれ狼」「盗賊の宿」。多淫な母親の若き日の嘘によって翻弄され続けた樋口角兵衛の生涯をたどる「角兵衛狂乱図」など、畢生の大作『真田太平記』の脇役たちを描いた4編の、全7編を収録。(新潮文庫 裏表紙から)

あばれ狼

カバー装画 村上豊

<収録>
さいころ蟲
あばれ狼
盗賊の宿
白い密使
角兵衛狂乱図
幻影の城
男の城

あばれ狼の読後感想

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・剣客商売

 勝ち残り生き残るたびに、人の恨みを背負わねばならぬ。それが剣客の宿命なのだ ― 剣術ひとすじに生きる白髪頭の粋な小男・秋山小兵衛と浅黒く巌のように逞しい息子・大治郎の名コンビが、剣に命を賭けて、江戸の悪事を叩き斬る ― 田沼意次の権勢はなやかなりし江戸中期を舞台に剣客親子の縦横の活躍を描く、吉川英治文学賞受賞の好評シリーズ第一作。全7編収録。(新潮文庫 裏表紙から)

剣客商売

カバー装画 中 一弥

・女武芸者
・剣の誓約
・芸者変転
・井関道場・四天王
・雨の鈴鹿川
・まゆ墨の金ちゃん
・御老中毒殺

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・侠客

 塚本伊太郎は父が浪人に惨殺されたのち、父の主君・唐津の殿さまの残虐ぶりを知らされる。人いれ宿で町人として生活しながら江戸屋敷の動静を探り、ついに敵討ちを果たした彼は、人望を一身に集めるようになるが、町奴と旗本奴の熾烈な争いのなかで、親友の旗本水野十郎左衛門との対決を迫られる。「お若えの、お待ちなせえやし」の台詞で知られる幡随院長兵衛の波瀾万丈の生涯。(新潮文庫 裏表紙から)

侠客

カバー装画 辰巳四郎

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・おれの足音 上

 こどものときから居眠りばかり、けれども女の尻を追うことは大好き、そして、国家老となってからも「昼あんどん」というあだ名をもらっていた男。柚子味噌をなめながら晩酌をし、小金を残し、たまの出張には京都などであまり上等でない遊女たちとたわむれ遊ぶことに無上の喜びを感じていた男・・・・大石内蔵助という男の足音。(文春文庫 裏表紙から)

おれの足音 上

カバー装画 中 一弥

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・おれの足音 下

 主人である浅野内匠頭があの事件さえ起こさなかったら、平々凡々の一生を楽しく送ったに違いない男、吉良邸討入りの夜、降りつもった雪の中で背をまるめ、妻の大きく肉づいた下腹のふくらみを懐かしく思い描いている男。その男、大石内蔵助の人間と彼を追いつめた政治状況とをさわやかに描き出した。(文春文庫 裏表紙から)

おれの足音 下

カバー装画 中 一弥

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・剣客群像

 女武芸者の佐々木留伊が、夜の街に出没して〔辻投げ〕を行うのもつまるところは、男を漁り男を得、子を産み妻となり母となりたいがためのことなのである ― という書き出しで始まる「妙音記」は、美しく強い女の人生の転機をユーモラスに描いている。他に、さまざまな剣客の姿を機智をもってとらえた7篇を収める。(文春文庫 裏表紙から)

剣客群像

カバー装画 坂田政則

<収録>
秘伝
妙音記
かわうそ平内
柔術師弟記
弓の源八
寛政女武道
ごろんぼ佐之助
ごめんよ

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・闇の狩人 (上)

 江戸の盗賊の小頭雲津の弥平次は、山奥の湯治場で記憶喪失の若い浪人谷川弥太郎を刺客から救った。束の間の出会いと別れ。時は過ぎ、いつしか弥太郎は香具師の元締めに剣の腕を見込まれ、仕掛け人として夜の江戸の街に暗躍していた。彼の身を案じつつ、その失われた過去を追って、自らも盗賊の跡目争いに巻き込まれながら弥平次の活躍が始まる。彼の探った怪し気な武家屋敷とは・・・・。(新潮文庫 裏表紙から)

闇の狩人(上)

カバー装画 辰巳四郎

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・闇の狩人 (下)

 弥太郎が斬った侍が最後に言い残した彼の本名、笹尾平三郎 ― 過ぎし日のお家騒動は今もなお続き、彼の身に刺客の手が再びのびる。一方、弥太郎を見守る雲津の弥平次にも盗賊仲間の争いから危機が迫っていた・・・・。
江戸の盗賊を取り仕切るのは誰か。そして弥太郎の過去とは。魑魅魍魎とび交う江戸の暗黒街を舞台に、名もない「闇の狩人」たちの人生を描く長編時代小説。(新潮文庫 裏表紙から)

闇の狩人(下)

カバー装画 辰巳四郎

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・上意討ち

 殿様の尻拭いのため敵討ちを命じられ、何度も相手に会いながら斬ることのできない武士を描く表題作をはじめ、酒色に溺れて放蕩三昧の生活を続ける剣術遣い(「剣友 渡辺曻」)、壮絶な殺し合いの後、殺した人間が実の父であることに気付く息子(「雨の杖つき坂」)など死の予感を秘めつつ懸命に生きる、人間味あふれる11人を取り上げ、そのヴァラエティに富む人生を描き上げる短編集。(新潮文庫 裏表紙から)

上意討ち

カバー装画 熊谷博人

<収録>
激情
上意討ち
恋文
刃傷
雨の杖つき坂
卜伝最後の旅
剣友 渡辺曻

龍尾の剣
疼痛二百両
晩春の夕暮れに

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・男振

 若くして頭髪が抜け落ちる奇病を主君の嗣子・千代之助に、侮辱された17歳の源太郎は、乱暴をはたらき監禁される。別人の小太郎を名のって生きることを許されるが、実は主君の血筋をひいていたことから、お家騒動にまきこまれることになる。しかし、源太郎は、宿命的なコンプレックスを強力なエネルギーに変えて、市井の人として生きる道を拓いていく。清々しく爽やかな男の生涯。(新潮文庫 裏表紙から)

男振

カバー装画 村上豊

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・闇は知っている

 十七歳の僧・隆心は、彼の心を踏みにじった後家お吉を絞殺し、故郷から逃げ出す。山崎小五郎と名を変え、金で殺人を請負う〈殺し屋〉となった彼は、天与の美貌と剣技にものをいわせ、平然と女を犯し、人を殺すが、育ての親である隆浄和尚と対峙したとき・・・・。抜き差しならぬ人間関係のしがらみと、一瞬の気の緩みが死につながる暗黒街にうごめく男たちの凄絶な世界を描く時代長編。(新潮文庫 裏表紙から)

闇は知っている

カバー装画 池波正太郎

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・さむらい劇場

 酒と女に溺れ家中の鼻つまみものである榎平八郎は二十一歳。七百国の旗本の三男に生まれながら妾腹の子ゆえ家来にまで蔑まれている。何者かに襲われる。やがて、それは彼を疎む父親の命であることが判明する。徳川吉宗が将軍位について二十余年、いきいきとした時代を背景に、青年ざむらいが意地と度胸で、己の道を切りひらいていく姿を描く長編時代小説。(新潮文庫 裏表紙から)

さむらい劇場

カバー装画 辰巳四郎

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・蝶の戦記 上

 目がさめるような五月晴れの朝である。若い女の裸身が、ちらりと茂みの中に入るのを見たとき、武装の騎士は手綱を引きしめた。物憂げに身を起し、女が微笑した。夏草のにおいと、新鮮な果肉のような体臭とに、武士は惑乱していた。一瞬ののち・・・・
ここから、魅惑の女忍者於蝶の活躍がはじまるのだ。(文春文庫 裏表紙から)

蝶の戦記 上

カバー装画 玉井ヒロテル

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・蝶の戦記 下

 六年前の、五条川の流れで水浴びをしていたときの、しなやかな於蝶の肉体は、まだどことなく少女めいた硬いふくらみに引きしまっていたものだが・・・・。
いま、わずかな恥じらいを見せつつ横たわっている彼女の、おどろくべき豊満な下半身の背面が、初冬の午後の陽を浴びて、屈曲しつつ息づいていた。(文春文庫 裏表紙から)

蝶の戦記 下

カバー装画 玉井ヒロテル

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・鬼平犯科帳 1

 斬り捨て御免の権限を持つ幕府の火付盗賊改方の長官・長谷川平蔵。盗賊たちには“鬼の平蔵”と怖れられている。しかしその素顔は義理も人情も心得た苦労人である。
彼を主人公に、さまざまな浮世の出来事を描き出し、新感覚の時代小説として評判高く、テレビに舞台に人気の集まる鬼平シリーズ第一巻。(文春文庫 裏表紙から)

鬼平犯科帳 1

カバー装画 玉井ヒロテル

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・真田騒動 恩田木工

 信州松代藩 ― 五代目・真田信安のもと、政治の実権を握り放縦な生活に走った原八郎五郎を倒し、窮乏の極みにある藩の財政改革に尽力した恩田木工を描く表題作。関ケ原の戦い以来、父唱幸、弟幸村と敵対する宿命を担った真田信之の生き方を探る『信濃大名記』。ほかに直木賞受賞作『錯乱』など、大河小説『真田太平記』の先駆を成し、著者の小説世界の本質を示す“真田もの”5編を収録。(新潮文庫 裏表紙から)

真田騒動 恩田木工

カバー装画 池波正太郎

<収録>
信濃大名記
碁盤の首
錯乱
真田騒動
この父その子

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・堀部安兵衛 上巻

 越後国・新発田五万石の城下に桜がほころびかけたある朝、路上に十四歳の中山安兵衛を呼びとめた山伏が言った。「世に剣をとって進む時、安兵衛どのは短命であろう。・・・・」
果して、若い安兵衛の身を襲う凶事と不運。父弥次右衛門の死とそのあだ討ち、藩から出奔、そして、邪剣士中津川祐見との宿命的出会い、女をめぐる彼との対立。・・・・
越後、江戸、東海道、京都を舞台に、青年安兵衛の青春の苦悩と彷徨を描く、長篇力作。(角川文庫 カバーそでから)

堀部安兵衛 上巻

カバー装画 田代 光

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・堀部安兵衛 下巻

 江戸城北高田の馬場での決闘は、およそ半刻にわたった。元禄七年二月九日のその日、安兵衛二十五歳。叔父菅野六郎左衛門を助け、宿敵中津川祐見をも倒した剣名は大いに上がり、播州・赤穂の浅野家家臣堀部弥兵衛に望まれて、その婿となった。が、元禄十四年春、浅野家を見舞った悲運は、彼の運命を、またもや大きく変転させた。
雪の夜の吉良邸討ち入りを最後のクライマックスとして、安兵衛の人と剣を描く完結篇。(角川文庫 カバーそでから)

堀部安兵衛 下巻

カバー装画 田代 光

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・忍びの女 (上)

 秀吉没後、諸大名の暗闘が募り、天下分け目の決戦は必至。豊臣家の猛将福島正則に接近した徳川方の女忍者小たまの探索が始まった。ところが、武辺一方の無邪気な正則をいつしか愛しく想うようになる・・・・。
覇権をめぐる男たちの野望がついに関ヶ原に激突。戦国の世を疾駆する女忍者小たまの活躍を描く傑作長編。(講談社文庫 裏表紙から)

忍びの女 上

カバー装画 村上 豊

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・忍びの女 (下)

 関ヶ原の決戦と二度の大阪攻めで豊臣家は根絶、徳川の天下となって、戦場を駆ける武士の世は終わった。正則は幕府の謀略にかかり、老残の身を信濃に逼塞、忽然と現れた小たまの腕の中で、悔恨を胸に淋しく息絶える。豪雄福島正則の奮激の生涯と、彼を愛で、戦国の世を疾駆した天性の女忍者の活躍を描く傑作長編。(講談社文庫 裏表紙から)
忍びの女 下

カバー装画 村上 豊

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・炎の武士

 時は戦国の世、各地に群雄が割拠し天下をとろうと争っていた、天正三年(1573)初夏。まぶしい太陽が輝く、三河の国・長篠城は武田勝頼の軍勢一万七千に包囲され、ありの這い出るすきもなかった。
 守るは、のろ牛のあだ名をもつ鳥居強右衛門の主君、奥平貞能の率いる兵、わずか五百たらず。たのみとする織田・徳川の援軍は到着せず、落城は時間の問題であった。
 そこで、この窮状を伝える決死の使者として名のり出た強右衛門は、厳重な包囲網を破り城を抜け出した・・・・。
悲劇の武士の劇的な生きざまを描いた表題作ほか三篇を収録した傑作集。(角川文庫 カバーそでから)

炎の武士

カバー装画 玉井ヒロテル

<収録>
炎の武士
色(いろ)
北海の猟人
ごろんぼ佐之助

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・梅安最合傘 仕掛人・藤枝梅安

 命の恩人が敵持ちの極悪人と知って、梅安の気持ちは複雑微妙。だが、目を覆う悪逆ぶりに心は決まる。“恩人”を仕掛ける表題作。仲間の剣客小杉十五郎を狙う浪人を逆に葬る「梅安流れ星」。仕掛けの現場を見られて苦境に陥る「梅安迷い箸」他三編。凄絶な死闘と人情の機微を描いて一気に読ませるシリーズ第三集。(講談社文庫 裏表紙から)

梅安最合傘 仕掛人・藤枝梅安

カバー装画 辰巳四郎

<収録>
梅安鰹飯
殺気
梅安流れ星
梅安最合傘
梅安迷い箸
さみだれ梅安

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・殺しの掟

 江戸の暗黒街。昼間は実直な職人や清貧の剣客が、夜闇の中では金ずくで人を殺める殺し屋に変貌する。法の裁きの及ばぬ悪を闇から闇へ葬る裏家業の男たちの非情さと日常に立ち戻った瞬間ふと見せる人間味を、練達の筆致で描く著者十八番の暗黒小説集。人気シリーズ“仕掛人・梅安”の原型をなす傑作九編を収録。(講談社文庫 裏表紙から)

殺しの掟

カバー装画 村上 豊

<収録>
おっ母、すまねえ
夜狐

梅安の湯豆腐
強請
殺しの掟
恋文
夢の茶屋
不忍池暮色

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・梅安乱れ雲 仕掛人・藤枝梅安

 梅安め、ゆるせぬわい ― 大坂暗黒街屈指の大立者、白子屋菊右衛門の密命が下った ― 「殺せ」。剣客・小杉十五郎にからむ白子屋と梅安の確執は、もはや抜きさしならぬものとなった。かねて覚悟の梅安は潔く立ち向かう。彦次郎、十五郎等、心を許した仲間たちの動きは? 捨て身の男の魅力が光る、傑作時代長編。(講談社文庫 裏表紙から)

梅安乱れ雲 仕掛人・藤枝梅安

カバー装画 辰巳四郎

<収録>
梅安雨隠れ
梅安乱れ雲

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・まんぞくまんぞく

 深夜、覆面をして、酒に酔った侍に喧嘩をしかけては、髷を切ったり川に投げ込んだりして楽しんでいる男装の女剣士。それは、十六歳の時、浪人者に犯されそうになり、家来を殺された堀真琴の、九年後の姿であった。真琴は、敵討ちを心に誓って剣術の稽古に励んだ結果、剣を使うことが面白くて仕方なくなったのだが・・・・。女剣士の成長の様を、絶妙の筋立てで描く長編時代小説。(新潮文庫 裏表紙から)

まんぞくまんぞく

カバー装画 中 一弥

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・むかしの味

 「[たいめいけん]の洋食には、よき時代の東京の、ゆたかな生活が温存されている。物資のゆたかさではない。そのころ東京に住んでいた人びとの、心のゆたかさである」
人生の折々に出会った“懐かしい味”を今も残している店を改めて全国に訪ね、初めて食べた時の強烈な思い出を語る。そして、変貌いちじるしい現代に昔の味を伝え続けている店の人たちの細かな心づかいをたたえる。(新潮文庫 裏表紙から)

むかしの味

カバー装画 池波正太郎

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・剣客商売 陽炎の男

 若衆髷をときほぐし、裸身を湯槽に沈めた佐々木三冬に、突然襲い掛かる無頼の浪人たち。しかし、全裸の若い女は悲鳴もあげず、迎え撃つかたちで飛びかかっていった。隠された三百両をめぐる事件のさなか、男装の武芸者・三冬に芽ばえた秋山大治郎へのほのかな思いを描く表題作。
香具師の元締のひとり娘と旗本の跡取りとの仲を小兵衛がとりもつ「嘘の皮」など全7編。シリーズ第3作。(新潮文庫 裏表紙から)

剣客商売 陽炎の男

カバー装画 中 一弥

<収録>
東海道・見付宿
赤い富士
陽炎の男
嘘の皮
兎と熊
婚礼の夜
深川十万坪

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・旅路 上

 その夜、その時刻、三千代は寝間で蚊帳を吊っていた。間もなく帰宅するであろう夫と、この蚊帳の中ですごすひとときを思いやり、白い頸すじに血の色をのぼらせていた。幸せな彼女を襲った一瞬の後の異変は・・・・武家社会の掟にそむき、夫の仇討に執念を燃やす十九歳の若妻の激しくも妖しい“女のさが”を描く異色の時代長篇。(文春文庫 裏表紙から)

旅路 上

カバー装画 北沢知己

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・旅路 下

 夫を殺した近藤虎次郎を“討つ”と心にきめて彦根を出奔した三千代。それから三年、いま三千代は剣客・加藤平十郎と一つ臥床にいる。平十郎は近藤を討たねばならぬと決意を固めているが、三千代はもはや、亡き夫への思慕も、近藤に対する怒りや怨恨までも、日に日に薄らぎつつあった・・・・封建の世にひとり生き抜く女の強さ。(文春文庫 裏表紙から)

旅路 下

カバー装画 北沢知己

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・雲霧仁左衛門 前編

 神出鬼没・変幻自在の怪盗・雲霧仁左衛門。政争渦巻く八代将軍・吉宗の治世、江戸市中で、一人の殺傷もなく一万両を盗み出すという離れ業を成し遂げた雲霧一味は、次の狙いを尾張・名古屋の豪商・松屋吉兵衛方に定める。雲霧の命により、七化けのお千代は、四年前に妻を亡くした吉兵衛に近づく。金蔵をめざして、江戸から名古屋へ盗賊一味の影が走り、火付盗賊改方の一団が追う。(新潮文庫 裏表紙から)

雲霧仁左衛門 前編

カバー装画 辰巳四郎

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・雲霧仁左衛門 後編 

 尾張・名古屋城下で、五千両余を盗み出し、一人も負傷することなく逃亡した雲霧一味は、再び江戸で、数年後の盗みばたらきに備えて暗躍をはじめる。一方、何度も雲霧一味に煮え湯をのまされた火付盗賊改方と町奉行所は、一味の探索に執念を燃やし、肉薄する……。雲霧仁左衛門は、胸に秘めた最後の盗めばたらきを成し遂げられるか? 稀代の大盗賊・雲霧一代の神出鬼没の大活躍。(新潮文庫 裏表紙から)

雲霧仁左衛門 後編 池波正太郎

カバー装画 辰巳四郎

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・江戸の暗黒街

 ひくく声をかけて、いきなり女に飛びかかった小平次は恐ろしい力で首をしめあげ、すばやく短刀で心の臓を一突きに刺し通した。その時、恐怖に引きつった青白い顔でじっとみつめる小女と顔を合わせてしまった。
〈見られた・・・・。生かしておけない〉
 男は江戸の暗黒街でならす名うての殺し屋で、今度の仕事は茶問屋の旦那の妾殺しだった。
 色と欲につかれた江戸の闇に生きる男女お哀しい運命のあやを描いた傑作集。(角川文庫 カバーそでから)

江戸の暗黒街

カバー装画 玉井ヒロテル

<収録>
おみよは見た
だれも知らない
白痴
男の毒
女毒

縄張り


江戸の暗黒街の読後感想

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・忍者丹波大介

 豊臣秀吉歿後、諸国大名の勢力は二つに分れ、関ヶ原の合戦で徳川方が勝利をおさめる。激変する時代の波のなかで、信義をモットーにしていた甲賀忍者のありかたも変質していく。丹波大介は甲賀の立場をすて一匹狼となり、自分が信ずるものにだけ従い、黒い刃風をくぐって活躍する。さまざまの武将の去就と歴史の裏側で暗躍する忍びの者の裸形を痛快に描く長編時代小説。

忍者丹波大介 池波正太郎

カバー装画 辰巳四郎

楽天ブックス 池波正太郎 「忍者丹波大介」の購入はこちら



・夜の戦士(上)

 「その谷水を見よ。見つづけておれ。一年でも二年でも見つめつづけよ」
 日立の国鹿島の牢剣士塚原卜伝は、崖から流れ落ちる水を指して、言った。
 それから四ヶ月、 ― 乳吞み児の頃甲賀の里に捨てられ青年忍者として育て上げられた丸子笹之助は、首尾よく卜伝の推挙を得、甲斐の武田信玄に仕えた。信玄暗殺、それが頭領から与えられた密命だった。時は戦国、甲府の居館で天下征覇の野望をふくらます勇将信玄。その侍女久仁に熱い血潮をたぎらせる笹之助。彼の背後に不気味な監視の眼を光らせる忍者孫兵衛。
 日移るうち、信玄と宿敵上杉謙信との間に川中島対決の機は熟していく。・・・・戦国乱世を生きる忍者の運命を波乱万丈の展開のうちに描く、傑作長編(上)巻(角川文庫 カバーそでから)

夜の戦士(上) 池波正太郎

カバー装画 玉井ヒロテル

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・夜の戦士(下)

 暗殺に失敗して武田信玄の器量と人格に心服した丸子笹之助は、忍者の掟に背き、信玄のために身命を賭して働くことを心に誓った。
織田信長か、武田信玄か。天下の形勢は、二人の勢力の伸張いかんによって決着する、それが、笹之助の考えだった。今川義元を桶狭間に討ち取って力を増し、京都の将軍足利義昭の後見となった織田信長と信玄の、互いの牙を隠した、虚々実々の駆け引きのうちに、元亀三年十月、 ― 信玄は遂に三万余の大軍を率いて上洛を目ざし、浜松北方の三方ヶ原に徳川家康の軍を破ったが・・・・。
名将信玄の悲運と、笹之助、孫兵衛の意外な運命の絆を描いて、感動を呼ぶ(下)巻。(角川文庫 カバーそでから)

夜の戦士(下) 池波正太郎

カバー装画 玉井ヒロテル

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・忍びの風〈一)

「十年前の、あのときのことを思い出さぬかえ」と於蝶は唇で半四郎の首筋を愛撫しながら言った。はじめて女の体を教えてくれた於蝶に半四郎が再会したのは、姉川合戦のさなかであった。ともに甲賀の忍者として、いのちがけの働きをせねばならぬ時を前にして、二人の交わりは熱く燃える。そして波乱の朝が来た・・・・。(文春文庫 裏表紙から)

忍びの風〈一) 池波正太郎

カバー装画 粟屋 充

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・忍びの風〈二)

於蝶とともに、織田信長の本陣を襲ったあの夜・・・・。半四郎は彼女と別れ別れになり、織田方の忍者に発見されて、必死に闘った。あやうく命拾いをして、姉川合戦の五年後、鈍牛・鳥居強右衛門に再会する。いま、長篠の戦いが始まろうとしている。ともに熱い体をたしかめあった於蝶にいつ会えるだろうか。(文春文庫 裏表紙から)

忍びの風〈二) 池波正太郎

カバー装画 粟屋 充

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・忍びの風〈三)

天正10年の年が明けた。すさまじいばかりの波乱転変となったこの年を誰が予想し得たろうか。信長の首を狙う女忍び於蝶は、信長の長男・信忠の寝所に忍び入った。寝首をかくつもりが、彼の顔を見た瞬間、於蝶の呼吸が乱れ、汗と女のあぶらが一度に匂いたった。「信忠とはこのように美しい・・・・」於蝶でも女であった。(文春文庫 裏表紙から)

忍びの風〈三) 池波正太郎

カバー装画 粟屋 充

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・忍者群像

 戦国時代の末期、忍者同士の義理も消え、味方の忍者達でさえ手柄を争うためには殺し合うことも平気、裏切りも寝返りも常識になっていた。その乱世のなかで、“生きていた” 明智光秀の首を狙う忍者小五郎のすさまじい執念を描いた「首」をはじめ、「鬼火」「やぶれ弥五兵衛」「寝返り寅松」「闇の中の声」「先陣眼鏡」「槍の忠弥」の7篇。(文春文庫 裏表紙から)

忍者群像 池波正太郎

カバー装画 竹内和重

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<収録>
鬼火

寝返り寅松
闇の中の声
やぶれ弥五兵衛
先陣眼鏡
槍の忠弥



・火の国の城 上 

 天下分け目の関ヶ原から五年。世情が落ち着きはじめた京の町にふらりと現われた偉丈夫。男はすぐれた技をもち、豪傑と熱情を秘めた伊那忍び、丹波大介であった。すでに陰の世界から足を洗い、農村でおだやかに妻と暮らすはずであったが、彼の腕を知る者によって武家の覇権争いに巻き込まれていく。天下統一への執念を燃やしつづける徳川家康と、復活を夢想する豊臣家とをめぐり、「忍び」というあらたな諜報戦が歴史の陰で繰り広げられる。いずれも個性的な超人たちの物語。

火の国の城 上 池波正太郎

カバー装画 坂田政則

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・火の国の城 下 

 丹波大介に身内を殺された恨みを持つ伊賀忍者たちは、妻をおとりにつかい、とうとう大介を呼び出すことに成功する。月も星もない闇夜であった。あきらかに、多数の敵が自分を包囲しつつある。(しまった……。)忍びの風上にもおけぬ、大介は自分をののしりつつ走りつづけた。──太閤亡き後も豊臣家に衷心をつくす加藤清正を、徳川家康は陰に陽に追いつめる。家康の魔手に立向う、大介、老獪な女忍者、於蝶ら名忍びたちの活躍を描いた忍者小説。

火の国の城 下 池波正太郎

カバー装画 坂田政則

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・剣の天地 

 時は戦国ーーのちに「剣聖」と仰がれる上泉伊勢守は関東制覇の要衝・上州は大胡の城主。上杉謙信・武田信玄・北条氏康の野望に巻き込まれ、戦場から戦場へ体を休める暇もない。その武勇を「上州の一本槍」と天下に轟かせるも、一介の剣士として剣の道に没入できる平穏な日々の訪れを秘かに願う伊勢守だった。折しも国盗り合戦は佳境を迎え、上州の勢力図にも大きな変化が……。

剣の天地 池波正太郎

カバー装画 野口昂明

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・食卓のつぶやき

 幼年期から今日までの、食べものにまつわる思い出を、時代小説の名手が自在に語る。生地・東京はもとより、仙台、伊豆、高松、湯布院など日本各地、さらにはフランス、ベルギー、インドネシアにまで筆を延ばし、各地の香りと味、人との出会いを、歴史余話も混じえつつ巧みに描く。ますます冴える池波節。(朝日文庫 裏表紙から)

食卓のつぶやき 池波正太郎

カバー装画 池波正太郎



・仇討ち

 天明4年初夏、夏目半介は48歳になっていた。
囲碁の口論から父を惨殺した仇笠原孫七郎を求めて信州松本の藩を出立してから空しく30年、今は、仇討ち費用を人に貸して暮しを立てる日々だったが、ふと馴染んだ娼家のお君の熟れた体に激しく溺れた。
そのお君が悪事を犯しただんなと江戸を出奔、半助は熱海の湯治場で彼と対決するが、永山甚助と名乗る相手の老人こそ・・・・。
「うんぷてんぷ」以下、いずれも江戸時代の仇討をテーマとする8篇を収める。
仇討ち制度の非人間性と、それに翻弄される人間たちの皮肉な運命を、鮮やかに浮き彫りにした珠玉作品集。(角川文庫 カバーそでから)

仇討ち

カバー装画 玉井ヒロテル







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