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江戸の暗黒街 ― 池波正太郎 ― ネタバレなしの読後感想


本のタイトルどおりに、人目をはばかる世界で殺し屋として生きものと、自らの欲から殺し屋に殺しを依頼するものの行きつく末を描いた短編集です。
仕掛人、藤枝梅安へ続く、殺し屋と殺しの依頼者の心理描写が絶妙です。“悪の栄えたためし無し” のような結末も読後感をよくしています。

江戸の暗黒街
カバー装画 玉井ヒロテル

<収録>
おみよは見た
だれも知らない
白痴
男の毒
女毒

縄張り


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池波正太郎の他の作品



ひくく声をかけて、いきなり女に飛びかかった小平次は恐ろしい力で首をしめあげ、すばやく短刀で心の臓を一突きに刺し通した。その時、恐怖に引きつった青白い顔でじっとみつめる小女と顔を合わせてしまった。
〈見られた・・・・。生かしておけない〉
 男は江戸の暗黒街でならす名うての殺し屋で、今度の仕事は茶問屋の旦那の妾殺しだった。
 色と欲につかれた江戸の闇に生きる男女お哀しい運命のあやを描いた傑作集。(角川文庫 カバーそでから)




<作家紹介>
1923(大正12)年、東京に生まれる。1955年東京都職員を退職し、作家生活に入る。新国劇の舞台で多くの戯曲を発表し、60年第43回直木賞を「錯乱」によって受賞。77年第11回吉川英治文学賞を「鬼平犯科帳」その他により受賞する。作品に「剣客商売」「その男」「真田太平記」“必殺仕掛人”シリーズ等多数。








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