叩けよさらば・・・・
扉を叩いても誰も開けてくれない
扉を叩いても誰も応えてくれない
扉を叩く前に拒む姿が目に浮かんでくる
「叩けよさらば開かれん」?
そんなのは噓だ
病気、貧困、差別、いじめ・・・・
苦しみが追いかけてくる
陰に身をひそめて通り過ぎるのを待っても、苦しみは私を探し追いつづけている
扉を叩いても誰も開けてくれない
苦しむ者は扉を叩くことを恐れる
苦しむ者は扉を叩くことをためらう
苦しむ者は扉を叩くことをあきらめる
苦しむ者の扉を叩く音は小さい
いまこの瞬間でも、多くの人が苦しんでいる
たった一人の政治家でもいい、扉を叩く小さな音に、扉を叩くことをためらううめき声に、耳をそばだて聴き取ってほしい
人を粗末に扱ってはいけない
仕方がないと思ってはいけない
見て見ぬふりをしてはいけない
「国民の安全・安心のため」原稿を読む乾いた声が虚しい
政治家が口にする「絆」は空々しい
質問にまともに答えない姿勢がいらだたしい






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