立原正秋(たちはら せいしゅう)
・冬のかたみに
どじょうや鮒を獲り、桑の実をつんだ幼少の一日、父の亡骸が帰ってきた。哀しみに凍った日々を、臨済の寺でひたすら禅の修業にうちこんだ少年時代。日韓混血の宿命を負って、いくたびか人生の岐路に立たされながら、厳しく自己を律した青年時代。父の自裁を、母の離反を、彼は超えられただろうか ―。
早世した著者が自らの精神形成を端正な筆に刻んだ、感銘深い長編自伝小説。(新潮文庫 裏表紙から)

カバー装画 横山操






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