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ショージ君の男の分別学 ― 東海林さだお― ネタバレなしの読後感想


下ネタの多さが気になるが「分別」(種類別に区分することではなく、道理をよくわきまえること)をもって、ものごとを「分別」を通して視ていこうという試みは、常人の思いつきではない。しかも、その「分別」は、聖人のような “道理をよくわきまえた” ものではなく、道理を知る途上にあったり、怪しげな道理を学ぶことによるものなので、俗っぽくて “わききまえた” の五文字にはほど遠い。
けれども、この俗っぽい分別に強い共感を覚えるのは、私が俗っぽいからなのだろうか。
立食パーティーをテーマにした『パーティーについて』には、身につまされる数々が描かれており、まさに “男の分別” の俗っぽさと頼りなさを見せつけられる。

ショージ君の男の分別学 東海林さだお

カバー装画 和田誠




ラーメンについては一言も二言もあるという人は多い。多いけれども、その言及の多くは「味について」であって、その正しい食べ方について論ずる人は少ない。更に言えば、鍋物のつつき方のマナーを論ずる人はもっと少ない。ついでだから女性のおシリ鑑賞から芸者遊びについてもしっかりと論じ、男のフンベツを示してみました。(文春文庫 裏表紙から)

<収録>
上野ブラブラ
春の目醒めについて
自動販売機について
ケツについての分別
「あのあたり」に関する表現について
ラーメンについて
英会話について
神戸への旅について
「口の中の食物」について
水の中の人間について
食事のマナーについて
食品サンプルについて
パーティーについて
風邪について
スシとガイジンについて
芸者遊びについて
「のぞき部屋」について
結婚披露宴について
鍋物について




<作家紹介>
本名庄司禎雄。昭和12(1937)年東京生れ。早稲田大学露文科中退。45年第16回文藝春秋漫画賞受賞。
著書に「ショージ君の男の分別学」「ショージ君の南国たまご騒動」「ショージの時代は胃袋だ」他多数。(文春文庫)


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