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関空のマヒについて考える






2018年9月4日に上陸した台風21号は、思いもよらない被害を広範な地域にもたらしました。非常に勢力が強いため気圧が低く、満潮時であることも手伝って大阪、兵庫に高潮が生じました。防潮設備が整っていたのでしょう、海岸に沿った部分だけに高潮の被害は限定されたようですが、オークション用の車両の発火などは、今までに目にしたことも無いような被害でした。
中でも、高潮による冠水に加えてタンカーの衝突による連絡橋の損壊により、閉鎖を余儀なくされた関西国際空港の被害は、多くの人に衝撃を与えたようです。

空港の大家である関西エアポート株式会社の会見を見ると、想定を超えた被害であったことが予想される。約8000人が空港内に足止めされてしまい、長時間に渡って疲労、不安とストレスにさらされたことは、いくら天災とはいえ気の毒でした。
会見によれば、「地下にある防災センターが、高潮によって水没したために館内放送ができなかった」ので、的確な情報を広く知らせることができなかったため、多くの利用者に迷惑をかけた、としています。ここで見られる問題は多いですが、インフォメーションの伝達に限れば、①防災センターに代わって、バックアップする施設がないこと、②館内放送に代わる情報伝達方法を張り紙にしたこと、③国際的な設備でありながら、多言語による情報伝達をしなかったこと、が上げられます。
①については設備の問題なので、すぐにでも改善できるでしょう。②③については、情報の受け手への配慮が欠けているので、根が深い問題だと考えられます。ホスピタリティ(もてなしの心)の欠如が窺えます。
空港という器の中で、航空会社をはじめとして、飲食店、小売店、旅行代理店など多くのサービス業が店子として入っていますが、大家である関西エアポート株式会社は、サービスの心を発揮できなかったようですね。
もう二度と起きないと断言できる災害ではないので、早急に対応システムやマニュアルを作成してもらいたいものです。また、同様の施設でも「他山の石」として、検討して欲しいと思います。

台風の被害に遭遇した外国人観光客の皆さん、日本を嫌いにならないでくださいね。

【天災地変】 てんさいちへん
自然に起こる嵐、雷、地震、洪水などの災害のこと。
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