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外国人観光客について考える






2016年に日本を訪れた外国人観光客の人数が、2400万人を超え過去最高となりました。しかも、前年比20%以上の増加と、驚くべき伸びを示しています。そして、2017年は2800万人を上回ったようです。
SNSを主体とした口コミと観光紹介サイトの充実が、日本への観光の呼び水となっているようです。特に、口コミによって観光客が増えていることは、日本の良さが理解されている様なので嬉しい限りです。

私は埼玉県の南部に住んでいますが、今や外出をした日に外国人を見かけない日は、皆無といっても良いようになりました。街角で、電車内で、レストランで、家族や友達同士なのでしょうか、臆すること無くあっけらかんと楽しんでいる様子は、微笑ましくさえ感じられます。私が小学生のころには、大きなアメ車に乗った米軍キャンプの軍人、職員やその家族を時々みかけるだけでした。ましてや、スーツケースを転がした外国人観光客を見た記憶がありません。

外国人観光客が増加した結果なのでしょう、皆さんも経験があるでしょうが、道を尋ねられることが増えました。ふがいなくも、満足に伝えることができない場合も多々あります。英語教育の小学校での導入などで言語上の国際化を促進する試みもありますが、現状では翻訳機に頼らざるをえません。一部のタクシー会社などで導入され、確実な成果を得ているそうです。外国人観光客の質問にうろたえている職員を見かけるので、鉄道やバスなどの公共交通機関でも翻訳機を導入して欲しいものです。しかし、多くの台数を保有するとなると多額の費用が掛かります。なので、国が購入資金の助成をするべきではないかと思います。
ポケトークという、今までの次元を超えた翻訳機が市販されています。標識や印刷物に費用をかけるのも必要でしょうが、一考するべきではないかと思います。

翻訳機は、平常時はもちろんのこと、災害時に外国人観光客に明確な情報を伝えるツールになりえます。地震や台風に遭遇した外国人観光客が、どれだけ不安にさらされるかを容易に想像できます。状況説明、避難場所、避難方法を少なくとも英語で伝える必要があるでしょう。

笑顔の「おもてなし」だけではなく、必要な情報の的確な提供による「おもてなし」も必要ではないでしょうか。

【千客万来】 せんきゃくばんらい
多くの客が、いれ代わりたち代わり訪れること































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