続娘の学校 ― なだ いなだ ― ネタバレなしの読後感想
ラジオの『こども電話相談室』の回答者をつとめていた、精神科医である筆者が、フランス人の奥さんとの間に生まれた3人の思春期の娘さんたちの家庭学校の校長、という立場で書いたエッセイです。
時代背景にベトナム戦争や田中角栄内閣などがありますが、話の切り口に古さを感じさせない軽妙洒脱な文章です。
娯楽性のなかにも考えるきっかけを与えてくれます。

カバー装画 柳生弦一郎
子ネコのようだった四人の娘たちは成長し、なんかとムズカシイ齢ごろになった。パパは孤軍奮闘気味だが、さすがは、なだ校長、愛と薀蓄と気力を傾倒して名講義を続行する・・・・(中公文庫 裏表紙から)
<作家紹介>
昭和4(1929)年、東京生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。
精神科医として勤務するとともに、文筆業をつづける。
医学書や留学先のフランスにまつわる小説やエッセイを多く執筆。
平成25(2013)年没






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