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柴田錬三郎(しばた れんざぶろう) 眠狂四郎の生みの親


チャンバラ小説の作家として、バラエティー番組のタレントとして活躍した方だ。1970年代までは多くの時代劇ドラマがあり、子供たちは空き地で棒を持ち、チャンバラごっこをしていた。
柴田錬三郎は、『眠狂四郎』などの剣豪小説を書き、このチャンバラブームの立役者となった。眠狂四郎の円月殺法を、子供たちが真似をしないわけがなかった。剣先で大きな円をゆっくりと描く田村正和さんの姿は、とてもカッコよかったから。


<作家紹介>
1917年3月26日岡山県生。本姓斎藤。慶大支那文学科卒。在学中『三田文学』に「十円紙幣」を発表。戦後編集生活を経て、51年「イエスの裔」で直木賞受賞。代表作「眠狂四郎」「赤い影法師」他。(集英社文庫から)







・決闘者 宮本武蔵 少年篇

 美作国吉野郡宮本村の地下牢人新免武仁の子として生まれた弁之助は、奇しくも父の敵平田無二斎に養育される。激しい独習を積んだ後、弁之助は平田無二斎との決闘に勝ちをおさめ、十三歳の大晦日、宮本武蔵と名乗って、武者修行の旅に出る・・・・・・。史上稀有の兵法者だった武蔵の凄絶な人間像を、その少年時代を、新たな視点で浮彫にする力作。(講談社文庫 裏表紙から)

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カバー装画 宮田雅之


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・決闘者 宮本武蔵 青年篇

 沢庵の草庵に草鞋をぬいだ青年武蔵は、扶桑第一と称される吉岡道場の当主清十郎に挑戦し、勝つ。さらに、新当主伝七郎をも撃ち仆す。吉岡道場は、僅か十一歳の又一郎を名目人に立て、一乗寺下り松での一門総がかりの決闘を、武蔵に申し入れた。武蔵は人間業とは 思えぬ手練を発揮し、七十余人を斬り殺し、勝利を手中にし、再び、流浪の旅に出る・・・。(講談社文庫 裏表紙から)

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カバー装画 宮田雅之


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・決闘者 宮本武蔵 壮年篇(上)

 扶桑第一と称された吉岡道場を滅亡させて、その剣名を高めた宮本武蔵は、その後、紀州山中の竜神温泉で、宿敵、鎖鎌名人宍戸梅軒を斃し、江戸に下る。日本橋で、武蔵は、九尺
杖の迅業を誇る夢想権之助と対決し、その神道夢想流杖術をも破る ― 決闘者宮本武蔵の凄絶さに視点を据え、その人間像を浮彫りにする力作。(講談社文庫 裏表紙から)

・決闘者 宮本武蔵 壮年篇(下)
 武蔵は、細川家家老長岡佐渡から、佐々木小次郎との試合を所望され、西下していく。宿敵小次郎は細川家兵法師範となり、その一心一刀虎切刀は九州一円を畏怖させていた。対決の日 ― 約束の刻限が過ぎても、武蔵は姿を現さない。苛だつ小次郎の眼に、やがて一艘の小舟が入ってきた・・・。決闘者宮本武蔵の凄絶な生き方を追求する長篇名作の完結篇。(講談社文庫 裏表紙から)

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カバー装画 宮田雅之


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・血汐笛

 尊王攘夷の声、漸く高まる花のお江戸。麗しい双子の将軍家息女をめぐり、公卿と幕閣の間に陰謀が企てられていた ― 暗躍する刺客団に立ちむかうは、滅法強い謎の剣士、笛ふき天狗、そして孤独の影やどす美丈夫、きらら主水。運命の糸に操られ、快刀乱麻を断つ大活躍・・・痛快無比、むねのすくような一大ロマン。(講談社文庫 裏表紙から)

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カバー装画 東啓三郎


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・邪法剣

「無敵を誇る者の剣を、いかに弱くするか ― そこに真影流の理を置く」と将軍・足利義輝に説く剣聖・上泉伊勢守の武芸譚を綴る表題作。備前の「黒井館」にまつわる黄金伝説と幻の剣法かげろふ太刀により真二つにされた冑。全てをつなぐ謎の剣士、山下新八郎の行方をたどり、妖気漂う伝奇小説「木乃伊館」。他に眠狂四郎市井譚の内から「贋物助太刀」「義理人情記」を含む全9編を収録。(新潮文庫 裏表紙から)

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カバー装画 田代素魁


邪法剣の読後感想



・孤独な剣客

 母の密通の相手に父を討たれ、自ら母を斬った十三歳の少年は、孤独と虚無に沈潜し、父の敵を追って放浪する。おのが身のまわりの物をことごとく修業の対象にし、紙撚りで行燈の紙を突き、天井からつりさげた椋の実を刀の切っ先で突く ― 剣の修業は無心。妻帯せず家も持たず、行く先々で魔杖にひとしい業を示した幕末の剣客上田馬之助の生涯を描く表題作はじめ13編を収録。(新潮文庫 裏表紙から)

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カバー装画 鴇田 幹



・生死の門

 「お見事!」と叫んで、小太郎はぱっと跳び退った。その様子に、相手は木太刀をだらりと下した。その刹那 ― 小太郎の五体が躍って、相手の眉間に・・・・。勝つためには手段を選ばぬ非情な兵法者の姿を赤裸々に描いた若き日の塚原卜伝他、世に剣聖と伝えられる北畠具教、小野次郎右衛門など、常に生死の境に身をおいて、剣の真髄を求めた十人の剣士の凄絶な殺しの美学を活写。(集英社文庫 裏表紙から)

生死の門 柴田錬三郎

カバー装画 横尾忠則






























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