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曽野綾子(その あやこ)

才女とは、このような人をいうのだろう。多くの作品を書くと共に、日本財団の会長を務めるなど只者ではないと誰をも唸らせる活躍をした。
キリスト教への信仰に基づく書物は、時に感嘆を、時に反感を持たれた。テレビ画面を通してみる曽野さんは、おっかない感じがした。『太郎物語』を書いたのは、本当にこの人だろうかとさへ思ったくらいに。


・わが恋の墓標
 人生の深みによどむ悲哀感を才気あふれる話術で巧みに切り取り、そこに言い知れぬ優しさと重みを漂わす著者の珠玉短編集。交通事故で記憶喪失に陥り、なぞの死を遂げた恋人の骨を、お守りのように首から下げた男の物語『わが恋の墓標』ほか『バビロンの処女市』『空飛ぶ円盤』『断崖』『べったら漬け』『海の見える芝生で』『一日一善』『金沢八景』『卵とベーコンの朝食』『高森ホテル』を収録。(新潮文庫 裏表紙から) 

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カバー装画 朝倉響子




・太郎物語 -高校編―
 青春というのは、どうしてこうも腹立たしく、宙ぶらりんなのだろう。青春が輝いたものだなどと言うのは、その人が既に青春を終わった証拠ではないだろうか - 進学問題、心中事件、失恋、さまざまな事件が渦巻く青春の季節を、心優しい太郎は、時には野放図に、時には軽薄を装いながら明るく誠実に生き抜こうとする。現代っ子太郎の悩み多き青春の日々をユーモアをまじえて爽やかに描く。(新潮文庫 裏表紙から) 

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カバー装画 早川良雄




・太郎物語 -大学編―
 補欠で入学した名門大学にちょっぴり未練は感じながらも、太郎は好きな人類学の口座のある地方の大学に入学した。自分で食事を作り、登校拒否症の高校生を預かり、決然と別れたはずの女の子のレポートを引き受けて後悔し、お妾さんと友達になり・・・・ひとりでアパート暮らしを始めた彼の大学生活一年目はとても忙しい。 -悩み傷つきながら人生に目ざめていく若者のひたむきな青春。(新潮文庫 裏表紙から) 

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カバー装画 早川良雄




・心に迫るパウロの言葉
 ユダヤ教徒のパウロはキリスト教弾圧のためにダマスコに赴き、そこで劇的な回心をとげる。以後、彼はキリスト教の伝道に生涯を捧げるが、それはまさに荊の道であった。いたましくも凄絶な苦闘の中から生まれたパウロの言葉は、二千年を経てますます新鮮に我々の胸を打つ。 - 作家でありキリスト教徒である著者は、光り輝くパウロの言葉をつくしみをこめて説き明かす。(新潮文庫 裏表紙から) 

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<カバー装画 マサッチョ(ピサ、サン・マッテオ美術館蔵)>










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