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パパのおくりもの ―なだ いなだ― ネタバレなしの読後感想


精神科医でもある作者が、フランス人との間に生まれた幼い三人の娘さんたちに、公費でフランス、イギリス、チェコ、デンマークなどのヨーロッパの国々を視察している間のことを中心に、言葉のプレゼントをするとい設定で書かれたエッセイ集です。後に書かれる「娘の学校」につながる構成で、ユーモアに富んだ文章は、心和ませてくれる。
当時の世相や暮らしを、垣間見ることもできる。

パパのおくりもの
  
文春文庫  カバー装画 山本美智代


<もくじ>
パパのおくりもの
教育につて
お前たちのママ
悪徳について
かずかずの偶然について
十年ぶりのパリ
ラ・マンブロールでの夢想
大学都市ふたたび
ケネディの暗殺
ためいき
平和と英雄との関係
裏町にて
日本人のこと
やぶけるという言葉
スペインとポルトガルへの旅
イギリスにて
ロンドンの六月
プラーハでの一ヵ月
コペンハーゲンから
フィンランドの自然と人間
パパのゆうれい


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作家でもある神経科の医者さんがフランス人の奥さんとの間に生まれた三人の娘さんたち、ユキ・ミト・チカに贈る愛のプレゼント。
幼な子たちのかわいい行状と、パパの昔の留学の思い出からヨーロッパ紀行と、数々の挿話の中に卓抜な文明批評が織り込まれている愛と機知とユーモアに溢れた楽しいエッセイ集。(文春文庫 裏表紙から)




<作家紹介>
昭和4(1929)年、東京生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。
精神科医として勤務するとともに、文筆業をつづける。
医学書や留学先のフランスにまつわる小説やエッセイを多く執筆。
平成25(2013)年没































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